きまぐれブログ

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【エレカシの聖地】赤羽台団地の「スターハウス」ってどんな家。

 

 

 

   こんにちは、ONIONです。

 

 

 

   今日は私の大好きなバンド『エレファントカシマシ』のボーカル「宮本浩次」さんの出身地、「赤羽台団地」についてお話できればなと思います。3月からは、全国13か所14公演のツアー「宮本、独歩。」が開催されます。私事ですが、ありがたい事にツアーのチケットが当選し、今からワクワクしております。

 

 

 ライブ会場に行くと、ファン層は40代~60代が多く年齢層は高めな印象です。それでも2017年(エレカシ)、2018年(宮本浩次椎名林檎)の紅白出場もあってか、若者のファンも最近は増えていると感じています。私の身近にも2018年の『獣ゆく細道』を紅白で観て、ファンになったという方も多くおり、最近になってますます宮本さんの存在や魅力が浸透しているように思っています。

 

 

 

 ・「赤羽台団地」概要

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  そんな年々輝きを増し続ける宮本さん、出身地は東京都北区の赤羽です。赤羽というと「飲んべえの街」という印象が強いかもしれません。数年前に聖地巡礼で赤羽の西側にある「赤羽台団地」に行ったことがあるのですが、そこはとても静かな所で時間がゆっくりと流れているような印象を受けました。宮本さんもこの団地で育ち、数々の名曲を生み出してきたと思うと感慨深いです。赤羽の西側は高台になっていて、見晴らしがとても良かったです。

 

 

(場所)

 

 

 赤羽台団地は高度経済成長期の真っただ中に建てられ、東京23区で初の大規模団地として知られています。2000年から建替事業が始まり、現在はそのほとんどが「ヌーヴェル赤羽台」として建て替えられましたが、一部は「戦後の生活環境」を示す文化資源として残されています。それらは国の登録有形文化財にもなっています。中でも「スターハウス」という棟の作りが面白いと感じたので、少しご紹介します。

 

 

スターハウスとは?)

 

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  棟の形が上から見ると「Y字型」、星のように見えることから「スターハウス」と呼ばれました。1フロア3住戸の作りになっていて、建物の中心部分が吹き抜けの構造になっていることが多いです。つまり、すべての部屋が「角部屋」という何とも面白い形をしています。各部屋、3面開口なので日当たりや風の通りも良いというメリットがあります。

 

 

…この構造なら、隣人から壁ドンされる事がないので安心ですね。

 

 

 また通常のフラットな棟だと、ある程度大規模で「長方形型」の敷地に建築されますが、「スターハウス」であれば中規模で「正方形型」の場所にも建築が出来るそうです。そして土地を上手く利用する事に長けている事に加え、その形状は団地の景観にもプラスに作用し、それまでのような 「墓が並んだような無機質な景観」にユーモアを与え変化をつけた、かつての挑戦的な設計ともいえます。

 

 

…しかし、「複雑な形状がゆえに建設コストが高い事」や、「1棟あたりの戸数が少ない(1フロアでわずか3部屋)」という、コスト重視の観点から全国的にも次第に建てられなくなっていったようです。そして耐震性や老朽化の問題もあり、現在は建て替えが進んでいます。

 

 

 

 ・MVにも出てくる赤羽の風景

 

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 …この写真も過去に団地で撮ったものです。

この写真の場所はエレファントカシマシのMVで登場するのですが、これだけで曲名が浮かんだ方はかなりのファンだと思います。

 

 

その曲がこちら…


エレファントカシマシ - 桜の花、舞い上がる道を

 

 

…現在はこの時のような面影はなくなり、高層マンションの密集地帯に姿を変え、再開発が進んでいるそうです。2017年には東洋大学(赤羽台キャンパス)も開設され、若者も多く集まる場所となりました。時代の変化とともに姿を変えることは仕方のない事で、少し寂しさも感じますが、新しい事に挑戦していく姿勢が、最近の宮本さんの生きざまと似ていると感じました。

 

 

 

…では今日はこの辺で失礼します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。