きまぐれブログ

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【令和の現場力】企業が令和という時代を生き抜くには。

 

 

 

 こんにちは、ONIONです。

 

 

 

 暑い日が続いていますが、体調はいかがでしょうか。

先日の夕方の話なのですが、我が家が停電になりました。近くに雷が落ちたようで、40分ぐらいエアコンなし、扇風機無しの状態で過ごし、もう汗だくでした。電気が使えなくなると、これほどまで困るのかと、改めて電気が使える状態をありがたいなと思い知らされました。

 

 

 

 今日は、最近読んだ本の紹介をさせてもらえればと思います。

 

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 今年の5月に出版された、『令和の現場力』という本です。なかなか堅苦しそうな本だなと思われるかもしれませんが、所々で写真や図なども記載されていて、読みやすいなという印象でした。

 

 

 重要だと思ったポイントを、いくつかピックアップして紹介していきます。何か一つでも、皆さんに役立つ情報をお伝えできれば幸いです。

 

 

 

 

・令和時代の改革に必要なもの

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 この本の内容としては、「令和時代の会社の中の業務をどのように改革するか」という事をテーマに書かれています。平成まではこうしていたけど、令和時代はそれよりもこうした方が良いよねというスタンスで話が進んでいきます。

 

 

 

 

1.「To  Do」から「To  Be」へ

 平成以前は、あらかじめ定められた業務を、どのようにすれば効率的に行えるか、「今、何をするべきか」という事に焦点を当てていました。

 「Aという商品を、もっと効率よく生産するにはどうしたら良いのか」というように、業務を効率化することで自ずと結果も出ていました。

 

 

 しかし、「令和の時代は、こうした考え方を変えるべきではないのか」というのが筆者の意見です。「今、何をするべきか」から「何を目指すべきか」をまずは考えることが必要だという事です。

 

 

 最終的に自分たちは何を目標にしているのか、どうなりたいのかという未来像を描いて、そこから逆算して何をするべきかを考えることが必要です。未来像を明確にすることで、現場で働く社員の「仕事の意義」を高め、モチベーションを上げることができます。

 

 

 

 

 

2.「会社中心」から「人間中心」へ

 ここで言う「会社中心」とは、「生産性」ばかりを意識して、現場で働く人の事をないがしろにしている状態をいいます。コンビニなどの小売業を例にすると分かりやすいかもしれません。

 

 

 会社の本部は、店舗を増やしたり、24時間営業を行うことで生産性を高めようと考えます。「現場で働く人間」の事は二の次で、「生産性」が重要だという考え方が、「会社中心」の考えです。

 

 

 以前からニュースでも「コンビニの24時間営業の限界」ということが取り上げられています。まさに「会社中心」の考え方が限界を迎えたことを表しています。

 

 

 今後は、現場で働く人間に仕事の「やりがい」や「楽しさ」を持たせることで、彼らのモチベーションを高め、各々から生まれるアイデア、つまり「創造性」を大切にした方が良いというのが筆者の意見です。

 

 

 「社員のモチベーションをいかに高めるか」を今後、本部の人間は考えないといけない時代なのかもしれません。そのためには、1で述べたような「To  Be」の意識を持って、自分たちの未来像を明確にしないといけないのだと思います。

 

 

 

 

 

3.「現状改善型」から「現状破壊型」へ

 最後3つ目が言葉の通り、現状を破壊するぐらいのつもりで業革を行うという事です。無駄をなくしたり、不良品を減らしたりといった、小さな改善を積み重ねていく事はもちろん大切なのですが、そういった現状の改善だけを行っているようだと、環境の変化に取り残されてしまうというのが筆者の考えです。

 

 

 平成という時代の間に、スマホの普及など私たちの身の回りの環境は大きく変化しています。それは現在進行形で、今のこの瞬間も変化し続けています。

 

 

 かつての常識は今では通用しなくなっており、かつて必要だった業務は今まで改善をし続けて、アップデートしてきたけど、、今の時代にはそもそも不必要なのかもしれない。

 

 

 このように今の現状を否定し、ゼロベースで見直すことが、令和という時代を生き抜く上で必要なのです。今まで築いてきたものを一度破壊して、今の環境に合った形に、他の要素も加えながら組み立て直す、それができる企業が今後は生き残っていくのかもしれません。

 

 

 こちらの本の後半には、実際に、この3つの要素を上手く取り入れている企業が紹介されています。あまり話すと長くなるので、今回は触れませんが、個人的には「良品計画」の「役に立つことを楽しくやる」という言葉が印象的でした。

 

 

 誰かの役に立つことを、楽しくやれば自然と生産性も上がるという事なのですが、語彙力のない私がここで言葉で説明しても、上手く伝わらないと思うので、ぜひ手に取って読んでほしいです。個人的には、とても面白い内容の本だと思いました。今回の記事で、少しでも皆さんの心に響く内容があると嬉しいです。

 

 

令和の現場力 デジタル×AI時代の「業革3.0」

令和の現場力 デジタル×AI時代の「業革3.0」

 

 

 

 

 

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。