きまぐれブログ

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【雑談】「スーパー店員時代」の一日と、働いて感じたことの話。

 

 

 

こんにちは、ONIONです。

 

 

今回は「スーパー店員の一日」をテーマに記事を書いていこうと思います。過去にスーパーで勤めていたことがあり、その時の経験談をお話しできればなと思います。大まかな一日の仕事内容、実際に勤めてみて感じたことなど、誰かの参考になる情報を少しでもお伝えできれば幸いです。

 

 

 

「一日の流れ」

 

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…私は総合スーパーと呼ばれる、衣・食・住を取り扱う店舗で働いていました。その中でも食を扱う部門の配属となり、店舗では菓子や飲料、調味料、米、乳製品やパンなどを担当していました。

 

 

鮮魚、精肉、青果以外のすべてを担当する部門という事もあり、初めはとにかく覚えることが多く大変でしたが、様々な商品を知ることができるという点では楽しい職場でした。

 

 

・出勤  9:00(開店準備)

 

出勤後、パソコンで前日の売り上げチェックから一日が始まります。お見せすることはできませんが、手帳に毎日数字を書きこんでいたので、その当時の手帳は数字で埋め尽くされていました。

 

 

店舗によって様々ですが私がいた店では、

10時に開店するのでそれまでに…

 

朝に納品するパン類、乳製品の陳列。

 菓子や調味料等の加工食品の陳列。

 

これらの業務がメインでした。

とにかく開店前はドタバタしています(汗)

 

 

( パンの陳列 )

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…パンの陳列に関して言及すると、

毎朝トラックで納品され、図のようにパンの入ったケースが高く積まれた状態で運ばれます。これらをある程度仕分けしてから陳列していきます。空になったケースは再びカートに積み重ね、所定の位置に置いておくとトラックの方が回収に訪れます。

 

 

 ケースが上手く積まれていないと、運んでる最中に崩れてしまうなんてこともありました。運ぶ際は視界も悪くなるので、周囲の人と接触しないように注意が必要です。空のケースであれば慣れれば、二つ同時に持っていく事もできるようになります。

 

 

・開店  10:00( 陳列、発注など )

 

…本来は10時までにすべての陳列を終えるべきなのですが、開店までに終わらない事の方が多かったです。パンの陳列を終えた後、菓子や加工食品の陳列を手伝いにいき、全ての陳列が終わるのは10時30分ぐらいでした。

 

 

 ( 商品の発注 )

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…発注機はタブレットなど、様々な形のものがあるとは思いますが、私の時はスマホのような機械で発注業務をしていました。発注以外にもすぐに値段を知りたいときに、これでスキャンすれば値段が表示されるなどの便利な機能も備わっているので、社員は常に携帯していました。

 

 

発注したいときは発注画面を開き、発注したい商品のバーコードをスキャンします。そして注文したい数を入力する。ただそれだけ!発注した商品はその日の夜に納品されます。

 

 

発注も四六時中出来るわけではなく、12時までという期限がありました。この時間を過ぎて発注してもその日には届きません。次の日そこの棚だけ空っぽという悲惨なことになります。なので発注中になにかトラブルやクレームなどの問題が発生すると、とても焦ります(汗)

 

顔なじみのお客さんなんかもいて、話しかけてくれるのは嬉しいのですが、今はちょっと待って…と内心思っていました(焦)

 

 

・昼納品  12:00(裏の整理、品出し)

 

…発注を終えた頃には、昼の納品が到着してます。

それを仕分けして裏に持っていき、出せそうな商品は売り場に出し、残りはバックヤードに置いておきます。私がいた店の場合、昼納品では次の日の特売商品などが送られてくる事が多かったです。

 

 

バックヤードが整理できていないと、商品がごっちゃになってしまいトラブルの元になるので、この時間にきちんと裏の整理をします。それと同時に店頭で欠品などがないか定期的に見て回り、少なければ補充を行います。

 

 

特に夏場の飲料はとにかくよく売れるので、常に気にしておく必要があります。夏の鶴瓶(健康ミネラル麦茶)の消費量は半端ないです。鶴瓶をマックスに補充して裏に行き、数分後また売り場に行くともう数本ということは普通に起こります。

 

あの笑顔がこの時だけは憎たらしくみえる…

 

 

・休憩  14:00~15:00

 

 …少し遅めの昼食です。

 

 

・翌日の特売の準備等 15:00~

 

…昼食を食べ休憩を終えてからは、まずは店内を一通り見て回って、欠品しているところがないかをチェックします。あとは日によってまちまちですが、メーカーさんと商談を行ったり、翌日の特売の準備をしたり…。

 

 

 メーカーさんとの商談では、再来週や翌月に発売される新商品を先取りして知れたり、サンプル品を試食するなんてこともあり、とても楽しい時間でした。商談の内容も踏まえながら、翌週の売り場を計画していきます。

 

 

( 売台作り )

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…特売商品は「売台」と呼ばれるローラーの付いた台に、商品を陳列する場合が多かったです。陳列方法は商品によって様々ですが、図のように商品が入った段ボールを土台にし、その上に商品を平積みにしていく陳列方法は定番だと思います。

 

 

 土台の段ボールをカッターでくり抜いて穴を開ける事で、平済みにした商品が少なくなった時にすぐにそこの穴から補充することが出来るようになります。職場の人はこの穴の事を「窓を開ける」と言ったりしてました。

 

 

初めて売台を作る時に「窓開けといてね」と言われ、バックヤード内の窓を必死に探しまわり、パートさんに笑われた事は忘れもしない…

 

 

・夜納品  18:00~

 

…昼の時間に発注した商品が納品されます。

飲料や酒などが乗ったカートラックも大量にトラックから降ろされるので、それをひたすらバックヤードに運ぶ作業。かなりの重さなので、この作業を毎日行うだけでも相当鍛えられます。

 

 

閉店まではこれらの商品を出来るだけ売り場に出します。すべてを陳列しきるのは無理なので、残りは翌朝に行います。

 

 

・終業  20:00(閉店:21:00)

 

…帰りの時間はシフトによってまちまちですが、朝からの出勤の場合はこのぐらいの時間に終わることが多かったです。

 

 

…以上が私がスーパーで働いていた時の大まかな一日です。この他にも、売り場替え、売り場のレイアウト作成、POP作り、価格の変更等、今回はお話しできなかった業務もあります。また機会があればこの辺の話もお伝えできればなと思います。

 

長々と書いてきましたが最後に、この職業に就いて感じたことを書いて終わろうと思います。

 

 

・働いて感じたこと

 

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…陳腐な言葉ですが、

お客様からの感謝の気持ちが何よりも嬉しく、仕事をする上でのモチベーションになりました。「お客様は神様」という言葉がありますが、正直なところ私はこの言葉が嫌いです。何様だと思います。

 

 

最近のコロナの影響下、マスクをしている店員に対して「店には無いのに何でお前がマスクしてるんだ!」という類の発言を、客が店員にしたというのをだいぶ前のニュースで見かけました。胸が痛みますし憤りを感じます。(ぼやきモード)

 

 

 こんな時でも店を開いている事を当然の事とは思いたくないです。国がいくら「ステイホーム」を訴えようとも、人々の生活を支えるために出来ない人もいる。当事者ではないので軽率なことは言えませんが、店員さんの不満は溜まっていると思います。

 

 

 感謝を強要するのは違うと思いますが、もう少し店員さんに優しくできるお客さんが増えると良いなと思いました。「ありがとう」の一言がどれだけ救いになるかを店員時代、身に沁みたという話でした。

 

 

…長文失礼しました。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。