【絵本】「くもん」に行っていた子供の頃、よく読んでいた本の話。
こんにちは、ONIONです。
…前に実家の部屋を整理していたら、
変な手帳が出てきたという記事を出したのですが
その時に子供の頃(小学生低学年ぐらい)にめちゃくちゃ読んでいた絵本が出てきたので、今日はその絵本をご紹介したいと思います。
小学校低学年の頃、「くもん」に通っており(国語と算数)、問題を解いて先生に採点してもらう時にどうしても時間が空くので、そんな時に繰り返し何度も何度も読んでいた絵本です。
…それがこちらの二冊。
どちらも自動車関連の絵本です。
…まずはコチラ。
『ピン・ポン・バス』
駅前を出発したバスの終着駅までの様子を描いた絵本で、運転手さんとお客さんの触れ合いは読んでいて温かい気持ちになります。
このお話、特に目立った展開や面白い出来事が起こる訳ではなく、バスで起こりうる日常的な光景が淡々と描かれています。
まるで自分自身もバスに乗り込んで、お客さん同士、運転手とお客さんとの温かいやり取りを近くで見ているような感覚に陥ります。
病院でバスが停まり、おじいさんが乗ってくる。それを見てすかさず席を譲る男性、お礼を言うおじいさん。当たり前なのですが、そういう小さな気遣いを積み重ねられる大人になりたいなと、大人の私は感じました。
私が何度も読んでいた理由の一つは「絵の細かさ」にもあると思います。建物や乗り物等の細かいところまで緻密に描かれているので、読むたびに新しい発見がありました。
絵、内容ともに温かさに包まれたような、
素朴な優しさを感じられる絵本。
…二冊目はコチラ。
『へんしんじどうしゃ えんこくん』
同じく自動車系の絵本ですが、
『ピン・ポン・バス』が日常的なお話だったのに対して、こちらの絵本は少しSF要素が含まれているのは面白さの一つだと思います。
ストーリーとしては、故障ばかりですぐに動かなくなる車「えんこ君」とそれに乗る一家のお話です。(この世界では車に名前を付けるようです)
あまりにもえんこ(エンスト)が多いのに、お父さんが我慢の限界に。えんこ君を新車の「エース君」に買い換えました。
幼い頃から乗っていただけに、息子の「はやお」はえんこ君の事をずっと気にかけていました。中古車売り場でえんこ君を見つけたと思えば、タイヤが無く、部品としてばら売りされていたり…
しかしある日家族でエース君に乗り、高速道路を走っていると、生まれ変わったえんこ君の姿を目にします。どんな車よりも速く走り、空をも飛べるような奇想天外な車に生まれ変わっていたのです。
子供に夢を与える素晴らしい絵本だと思いました。それと同時に「物を長く大切に扱う事」の大切さも学ぶことができます。
…今回、絵本を改めて読んで、
大人でもハッとさせられる教えが含まれていると感じました。絵本は大人から子供に向けた本でありながら、大人でも忘れがちな大切な部分を考えるきっかけになるのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。