きまぐれブログ

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【ファシリティドッグ】なぜ導入が進まないのか

 

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こんにちは、ONIONです。

 

今日は、ファシリティドッグ関連の話をさせていただければと思います。

このブログですでに二つほど、ファシリティドッグの記事をアップしているので、まずはそちらを読んで頂けると嬉しいです。


onion1124.hatenablog.com

 

onion1124.hatenablog.com

 

私がなぜ、ここまでファシリティドッグの記事を何度も書いているのか、疑問に思う方もいるかもしれません。私は子供の頃から動物が好きで、高校生の頃ぐらいからアニマルセラピーというものに関心を示すようになりました。

 

結局、アニマルセラピーとは関係のない大学に進んだのですが、ある日、テレビ番組で「ファシリティドッグ」について放映されているのを観て、「ファシリティドッグ」に興味を持ち、自分でいろいろと調べるようになりました。とても良い制度だと思うのに、多くの人がその存在を知らなくて、普及しないのはもったいないことだと思い、こうして記事を書いている次第であります。

 

こんな無名のブログが発信したところで、なんの大差もないかもしれませんが、一人でも多くの人に知ってもらえればと思っています。

 

 

…とまぁ、 前置きが長くなりましたが、今日はじゃあなぜ、「ファシリティドッグ」は導入が進まないのか考えてみました。

 

 

 

・ファシリティドッグの導入が進まない理由

1.資金面の問題

 

2.医療現場での理解の問題

 

 

 一つ目の資金面から見ていきましょう。

ファシリティドッグの育成や稼働には多大な費用が掛かります。ファシリティドッグは要請を受けてから、その病院に合った犬が選ばれます。

日本にはまだファシリティドッグの育成施設がないみたいで、現在日本で働いているファシリティドッグはハワイにある施設で育成されました。大自然に囲まれ、海に近くのびのびとした環境で、約1年半かけて大事に育てられるそうです。

 

日本で、ハワイの育成施設のような環境を再現しようとすると、お金が必要となることに加えて、育成技術や専門的なトレーニング技術を持った人材や、それを支えるスキルを持ったボランティアも必要となります。そうした理由で現在は、海外で育成したファシリティドッグが日本で働いています。

 

看護師がハンドラーを務める場合、年間で900万円の経費が必要になるそうです。ここには、ハンドラーの人件費や、獣医診療費、飼料などの犬の管理費などが含まれています。こうした費用の多くは寄付金で賄われているそうです。海外と比べると、日本は寄付の文化がまだ浸透していない国なので、こうした寄付金も集まりにくいのが現状です。日本の寄付文化については、また別で記事にできればなと思っています。

 

 

 

 二つ目が医療現場の理解です。導入を進めるを上では当然、病院側の理解が前提となります。現代では犬を家の中で飼う家庭も増えましたが、病院のような衛生面に気を遣う場所では、犬を中に入れることにまだまだ抵抗があるのだと思います。

 

しかし実際は衛生面で言えば、ファシリティドッグは必ず予防接種を受けていますし、定期的な健康診断によって、異常の早期発見にも努めています。

グルーミングも毎朝、極力行い、病院で抜け毛が落ちないように管理されており、犬の歯磨きも毎朝行われているそうです。

 

院内で細菌とか増えるんじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。しかしファシリティドッグの導入前後で、細菌数の変化はなかったというのも研究で証明されています。衛生面・安全面では細心の配慮をしているので、あとはそれを受け入れる側の偏見をどのように変えていけるかだと私は思います。

 

 

ファシリティドッグの導入が進まない要因は他にもあると思いますが、主な要因はこの二つだと私は思いました。ファシリティドッグの導入の推進に関しては、団体さんも力を入れていて取り組んでいます。日本だと、「シャイン・オン!キッズ」という団体がファシリティドッグの普及に努めています。ファシリティドッグの絵本なんかも出版しているみたいです。

 

 

私たちにできることは、まずはその存在を知ることだと思います。知ろうともしないで、いきなり否定から入る人もいますが、知ることで自分の価値観が増えて、いろんな考え方ができるようになると思っています。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。こんな感じで伝えたいと思ったことを単純に伝えるスタンスでやっています。

また次の記事でお会いしましょう。