【転職活動記】私が感じた「新卒時の就活」との違い(後編)
こんにちは、ONIONです。
…前回記事の続きです。
前回記事では、
退社から内定までの私自身の行動を、大まかですが書かせて頂きました。今回の記事では、「新卒時の就活」と今回のような「第二新卒時の就活」で、どのように違ったかを書いていこうと思います。そして、活動中に個人的に感じたこともピックアップしていきます。アドバイスなんて偉そうな事は言える立場ではないので、ご参考程度にお読みいただければ嬉しいです。
・新卒時と異なる点
転職活動の際も、求人サイト(マイナビ転職、リクナビNEXT等)を通じて、企業を探し、そこからエントリーし選考へと進んでいきます。各サイト、アプリ化されている場合が多く簡単にサイトを開けるようになっている点も、新卒時の就活と変わらないと感じました。
面白いなと思ったのが、転職サイトの場合「スカウト機能」というものがあります。新卒採用でも導入している企業はあるのかもしれませんが、私は今回の転職活動で初めて知りました。
転職サイトのプロフィールに自分の職歴などの情報を登録しておくと、企業側から「我が社に応募しませんか?」といった類のメールが届くというものです。前職と同じような職種の企業からのスカウトメールが多く、仕事を見つける上で役立つ機能だと感じました。
…機能的な違いは多くありますが、
ここからは選考試験での違いについてお話していこうと思います。いくつかピックアップしました。
(選考内容・プロセスの違い)
…あくまで私の経験上の話ですが、
それぞれ上記のプロセスが多いように思います。
今回の第二新卒採用の場合、新卒の時のような集団面接やGD(グループディスカッション)はありませんでした。求人者の応募するタイミングがバラバラであることが理由の一つだと思います。
また面接回数も少なく、2回の面接で採用されるところが多い印象でした。簡単な筆記試験や適性検査に関しては、導入している企業が多かったです。とはいえ、やはり面接での人柄や職歴といった人物面をどの企業も重視しているように感じました。
(面接での質問内容)
…私の場合という前提の上で言いますと、新卒採用の時にありがちな「自分を色で例えると?」といった変化球な質問は、私が受けた中では一社もありませんでした。また「自己PRをしてください」「学生時代に何を頑張ったか」といった新卒採用では、定番の質問も一切なし。
どの企業でも聞かれたのは、
「退職理由は何か?」
「志望動機は何か?」
「前職の仕事内容は?」
この3つの質問から深堀して聞かれるパターンが多かったです。志望動機ももちろん聞かれはするのですが、それよりも退職理由の方が気になっているのか、深堀されることが多かったです。
(募集人数)
…当たり前ではありますが、中途採用なのであくまで補充要員。新卒採用のような「100人を一括採用」といった求人はほとんどありません。若干名を採用し、定員が埋まれば募集も終わってしまうので、なるべく早めの行動が吉だなと感じました。
しかし補充要員と言いましたが、第二新卒(25歳位まで)であれば、4月のタイミングで入社し、新卒で入った人と同じように、春から研修を受けれる求人もあったりするので、そこを狙うのも良いかもしれません。私自身もそうでしたが、第二新卒だと誇示できるような実績が少ないので、また一からのスタートという気持ちで始められるので個人的におススメの求人です。
(企業が求める事)
…質問内容の違いからも分かるように、企業側が何に重きを置いて、求人者を見ているのかにも違いがあるように感じました。企業側としては「この人は一度辞めた人間だ」「その原因は何なのか」「またすぐ辞めるんじゃないか」という事に敏感になっていると思われます。
入社してまたすぐ辞めてしまうようなことが無いように、企業側も嘘偽りなく情報を提供してくださいました。面接と言うとどうしても、企業側が一方的に選ぶんじゃないかと考えがちですが、今回感じたこととして、「見定められている」というよりも「お互い誤解がないようにすり合わせている」という表現に近いと感じました。
もちろん一概には言えないのでしょうが、お互いの誤解を無くした上で話が進んでいくイメージです。第二新卒だと、向こうも「これまでの実績」に関しては、初めから期待していない感じで、それよりも「意欲」の高さを見ているように感じました。
・就活中に感じたこと
…前回に引き続き、笑い無しのお堅い記事となりましたが、最後に自分が感じたことを簡単にお話しして終わりたいと思います。
退社した上での転職活動…
正直、精神的にきつかったです。
周りが働いている中で、自分だけ取り残されているような気分を味わい、不安でいっぱいでした。もうどこでも良いから、早く就職して気持ち的に楽になりたいと感じるときも多々ありました。
そんな風に自分が自暴自棄になっているかなと感じた時、そのまま突っ走る前に、一度立ち止まって、周囲の人のアドバイスを貰いながら、自分でもう一度考え直すことは大切なことだと感じました。
当たり前の事のように聞こえるかもしれませんが、人間、焦りの気持ちが芽生えると、その当たり前の事も出来なくなるということを、今回の就活で痛切に感じました。正常な判断が欠けてしまっていたように思います。
就活に限らず何にでも言えることだと思いますが、
「短時間で適当に楽に決めた事」
「苦しみながらも真剣に決めた事」
一概にはもちろん言えませんが、決断後に愛着や誇りを持って長く続けられるのは後者だと私は思っています。
私の場合、新卒の時の就活はまさしく前者でした。
そのツケが今回、回ってきたのだと…
人間、どこかで踏ん張らないといけない時がくる。
それを知れた転職活動でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。