【ファシリティドッグ】日本とアメリカの比較
こんにちは、ONIONです。
前回に引き続き、今回も「ファシリティドッグ」についてお話ししたいと思います。
ファシリティドッグについては、こちらの記事でも触れているので、まずはこちらをお読みいただければなと思います。
日本ではまだマイナーな存在の「ファシリティドッグ」、では海外ではどれだけ普及が進んでいるのでしょうか。アメリカを例に見ていきたいと思います。
・海外でのファシリティドッグの普及
アメリカでは比較的メジャーな存在として、医療施設での導入が進んでいるようです。またファシリティドッグの育成も積極的に行われています。
アメリカ、カリフォルニア州北部のサクラメントにある子ども病院では、病床数(ベッドの数)65床に対して4頭のファシリティドッグが働いているそうです。日本の場合だと、「神奈川県立こども医療センター」と「静岡県立こども病院」にそれぞれ一頭ずつ働いているだけなので、アメリカとの普及率の差はまだまだ大きいように感じます。
・「コートハウス・ドッグ」
またアメリカの場合、ファシリティドッグは病院以外の場所でも働いているそうです。それが、裁判所で働いている「コートハウス・ドッグ」です。裁判事件の関係者や被害者となってしまった子供や青少年、またはその家族は裁判時に、証人尋問を受けます。
その時のストレスを、少しでも取り除くことを目的として導入されたみたいです。犬が証言者に寄り添い、心のケアをしてくれます。
2016年の5月時点で31の州で、このコートハウス・ドッグが導入され、全米で104頭が働いています。
日本でファシリティドッグの普及が遅れている要因は、いくつかあると思いますが、ひとつ考えられることは、「犬に対する考え方の違い」だと私は思いました。
アメリカだと犬は昔から家族の一員として、家の中で飼うことが当たり前の文化だったと思います。でも日本は犬を外で飼ってきた歴史があります。そういった、昔の文化の違いが現在の普及率に影響していると思いました。
日本人の欧米化なんて言われていますが、現在では、日本でも犬を室内で飼う事も一般的になってきたので、犬に対しての考え方も変わってきたのかななんて思います。日本でも病院や裁判所で、犬が当たり前のように人と一緒に働くなんてことも、そんなに遠い未来の話ではないのかもしれませんね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も、気になった事はなるべく発信していこうと思っておりますので、ふらっと立ち寄ってくれると嬉しいです。