【偉人】テリー・フォックスの魅力に迫る
こんにちは、ONIONです。
最近、いろんな国の偉人を調べることにはまっています。今はカナダの偉人をGoogleで検索して調べていたのですが、ちょっと目に止まる人物がいたので紹介したいと思います。(興味ないとか言わないで)
2017年に建国150年を迎えたカナダですが、国民1万2千人を対象にある調査が行われました。「カナダ史上の人物で、あなたに最も影響を与えた人物は誰ですか?」というものです。その結果がこちらです。
1位 :ピエール・トルドー(元首相・自民党)
2位 :テリー・フォックス
3位 :トミー・ダグラス(元首相・新民主党)
4位 :レスター・ピアソン(元首相・自民党)
5位 :クリス・ハドフィールド(宇宙飛行士)
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このランキングを見て私が気になったのは2位に名前が挙がった「テリー・フォックス」です。元首相が上位にランクインすることは予想していましたが、なんか混じっとるやつおるー、誰やねんって感じでした。(めっちゃ失礼、申し訳ありません)
彼はカナダでは有名な方で、ヒーロー的な存在です。「義足の英雄」の彼について皆様にも知ってもらいたいと思い、この記事を書いています。
18歳の青年テリーはスポーツ好きな少年で、大学時代はバスケットボールに励んでいました。そんなテリーはある日、医者から骨肉腫の診断を受けます。骨肉腫とは骨のガンのようなもので、若年者に発生することが多いガンです。骨に発生する肉腫は非常に数の少ない、希少ガンの代表です。
まだ18歳という若さで突然、右足の膝から下を切断しなくてはならなくなったのです。スポーツが大好きだった彼の心情を想像すると、胸が苦しくなります。そんな彼ですが入院生活の中で自分よりも幼い子供たちが、同じように懸命にガンと戦っている姿を目の当たりにします。それを見過ごすことができなかった彼はある行動に出ます。
それが希望のマラソンです。1980年4月、テリーは一人でも多くのガン患者を助けたい、救う手助けになればと思い、ガン研究資金を集める事を目的とした「カナダ横断マラソン」を決行したのです。足を切断したのにマラソンって凄すぎやん!かっこよすぎます。それも病気で苦しむ子供達のためという、人のために動けるところがテリーの凄いところだと思います。
ホントに下手な絵で申し訳ないのですが、コースはこんな感じです。ニューファンドランド州のセント・ジョンズをスタート地点とし、そこからバンクーバー島のポートレンフリューまでの約8,000キロを走りきるというものでした。
そんな彼の挑戦ですが、スタートから143日目、5373㎞の地点で終えることとなります。ガンが肺に転移していたのです。痛みに耐えながらも走り続ける、彼の姿がどれだけ多くの人々に影響を与えたのでしょうか。その後テリーは23歳の誕生日を目前に眠りにつきました 。
凄いという言葉で片付けることができないほど、素晴らしい人物だと思いました。もっと彼の生い立ちなど深く調べてみたいという気持ちになりました。こういった素晴らしい偉人に出会えるので、偉人調べはやめられません、やめるつもりもありません。
テリー・フォックスについてはYouTubeなどでも動画で彼の姿が見れるので、この記事を読んで少しでも興味を持った方は一度観てほしいです。彼の偉大さは、ボキャ貧の私では説明しきれません。自分の目で見て感じてください。
では最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。