【二位じゃダメなんですか?】恵那市にある、大きな水車の話。
こんにちは、ONIONです。
今回取り上げたいのは、「水車」です。農村の小屋などで、小さな水車が回っているのは何度か目にしたことはあると思いますが、まるで観覧車のような大きさの水車が岐阜県にあるので、今日は少し紹介できたらなと思います。調べたところその水車は、日本で2番目に大きい木造水車のようです。
日本一を取り上げるべきなのかもしれませんが、その水車は今までずっと一位の座を死守していました。検索すると多くのサイトに日本一だと書かれているのですが、最近になり順位が更新されました。どこの世界も競争が激しいですね。
つい最近(令和元年、7月)埼玉県にある水車に、わずかな差で抜かれました。言い方が悪いかもしれませんが、本当に「ドングリの背比べ」という感じで、その差はわずか20cmです。両者はまさに、ライバル関係にあると言っていいでしょう。
こちらがその「日本で2番目に大きい木造水車」です。(二位じゃだめなんですか?)岐阜県 恵那市 山岡町にその水車はあります。恵那市と言えば、朝の連続小説ドラマ『半分、青い。』の舞台としても有名です。
山岡町にある道の駅、「おばあちゃん市 山岡」のランドマークとして、そびえ立っている水車ですが、その大きさはなんと直径24mもあります。近くからでは、写真に収まりきりません。
遠くから見ると、その大きさが分かるかもしれません。初めてこの水車を見たときは、「えっ?、観覧車?」ていうぐらいの迫力を感じました。車を運転していても、これだけインパクトがあれば、思わず立ち寄りたくなりますよね。
・なぜこんなところに水車が?
この水車がある山岡町内では、明治時代から大正時代にかけて、陶石を細かく砕くのに水車が利用されていました。しかし近くにある小里川ダムの工事の際に、水没した地域に多くの水車があったことから、この地域の「産業シンボル」として、ダム完成を機に、この道の駅に作られました。なんとも歴史を感じるエピソードですね。
また水車の前方に橋があるのが確認できると思うのですが、これは「與運橋(ようんはし)」と呼ばれるもので、1920年代当時の多治見電灯所(現在の中部電力)が、小里川第三発電所へ渡るために作られたものです。「三連式石造アーチ橋」という本州では珍しい形状の橋です。こちらの橋も小里川ダムの建設により水没することから、現在はこの場所に移設され、展示されています。川などに架かっていない状態の橋なんて、見たことなかったのでとても斬新です。
・「小里川ダム」
ちなみにこちらが噂の、「小里川ダム」の写真です。水車のある道の駅から、徒歩5分ぐらいの場所にあります。2003年に完成した、比較的新しいダムで、水害を軽減する目的の他にも、「河川環境の保全」と「放流水を利用した発電」など、多くの目的があります。上部は通行可能で、ダムの上から下を覗きこむことができ、迫力満点です。
…いかがだったでしょうか?
皆さんもぜひ、世界で2番目に大きい水車を見に行ってみてくださいね。道の駅なので産直売場でお買い物や、お昼御飯も食べるところがあるので、ここだけで一日楽しむことができると思います。
少し歩いて「小里川ダム」も見に行くことを個人的にオススメします。「ダムの内部」にも入ることができるので、貴重な体験ができると思います。「小里川ダム」に関しては、もう少しお話ししたいことがありますが、少し長くなるのでまた別の記事でお話しできればなと思います。
では、最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。