【一人旅】1泊2日の金沢旅行③
こんにちは、ONIONです。
前回の続きです。
近江町市場を早々に後にし…
適当に歩いていると橋を見つけました。
「中の橋」と書かれています。
金沢市内は「男川」といわれる犀川と「女川」といわれる浅野川の二つの川が流れています。この浅野川にはいくつもの橋が架かっており、中の橋はそのうちの一つです。
少し調べてみると…
金沢にはこんな風習がありました。
・「七つ橋渡り」
お彼岸の中日の深夜に、浅野川に架かる七つの橋を川上から順に、振り返らずに無言で巡るというもの。(同じ道を通らないように一筆書きのように歩いていくそうです)その結果、長患いで人の世話にならずにあの世に逝くことを願う風習です。
子供などに下の世話にはなりたくないという思いから、明治から続けられているようですが、あまり聞いたことの無い風習で面白いなと思いました。
中の橋からの景色です。
心が洗われますね。
(奥に見えるのは浅野川大橋)
橋から川の景色を見るのが個人的に大好きなので、かなりの時間ここでボーっとしていました。余談ですが、過去に静岡県にある「蓬莱橋」という橋に行ったのですが、そこも眺めが良く、ある事で縁起がいいともされています。
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(唐突な宣伝)
橋を渡りきり適当に歩いていると、いい雰囲気の場所にたどり着きました。初めは「ひがし茶屋街かな?」と思いましたがどうやら違うようで、ここは「主計町茶屋街」という場所です。
ひがし茶屋街と主計町茶屋街は、浅野川大橋を挟んで対角線上の場所にあります。ひがし茶屋街、にし茶屋街、そしてこの主計町茶屋街が金沢の三茶屋街として有名です。
主計町茶屋街は他の二つの茶屋街よりもあとになって作られました。規模は一番小さいですが落ち着きのある空気を纏っており、人も少なく探索しやすかったです。
薄暗く湿っぽい雰囲気の階段がありました。何か惹かれるものがあり、後々調べてみたら、「暗がり坂」と名付けられているようです。日中も日の当たらない暗い坂道なことからその名前が付きました。
金沢市の文豪、泉鏡花が毎日ここを通って学校に行っていたと言われています。主計町茶屋街からこの坂を上がっていくと、久保市乙剣宮という神社が現れます。「商売繁盛・発展の神様」として崇拝されています。
主計町茶屋街を後にし…
ひがし茶屋街へ向かいます。
ひがし茶屋街で見つけたお店。
「三味」という隠れ家風の町屋カフェです。1階がカフェで、2階は多目的に使えるレンタルルームになっています。歩き疲れ、喉も乾いたのでこちらで少し休憩しました。
恐る恐る暖簾をくぐると…
お客さんは誰もいない様子。
テーブル席と座敷席がありました。
「お好きな席へどうぞ」と言ってくださったので、迷うことなく座敷席へ。畳敷きの和室でとても落ち着きます。お店に来たというよりも、おばあちゃんの家に来たかのような安心感、心地よさがありました。
冷やし抹茶ぜんざいと金澤コーヒー(アイス)を注文しました。ぜんざいの中にはバニラアイスとあんこが入っていて、抹茶の苦みと甘みが調和されてとても美味しかったです。モチモチしたわらび餅(?)のようなものも入っていて、食感も飽きることなく食べ続けられます。
コーヒーには金箔が!「金沢と言ったら金箔」とは聞いていましたが、まさかコーヒーにも浮かんでいるとは驚きです。
すぐ横に目をやると…
綺麗に手入れされた庭がありました。
こんないい雰囲気の店に偶然たどり着けて良かったです。後になってこちらの店の口コミを色々見ていたのですが、自家製の梅ジュースも美味しいというのを見つけたので、次に訪れた際はぜひ注文したいです。
【場所】
店を出て…
観光を続けます。
(次回へ続く)
最後まで読んで頂き有難うございました。
また次の記事でお会いしましょう。